読書方法を誤った結果
蝉の声が聞こえて来るようになって、もうそろそろ梅雨明けかな?
それはそれで暑い夏がやって来るね。
早速、昨日はかき氷を頂きました。
夏といえば…
文庫本夏祭り的な、あの本屋さんの売り場が賑やかになる感じが好き。
各出版社から無料配布される冊子も眺めてるだけでワクワクする。
そう…何を隠そう無類の本好きの私には読書の秋と同様に、夏の本屋さんが大好き。
そんな感じで、本が大好きな私ですが…
この数年、間違った読書の仕方をしていた事に気付いたの。
そのきっかけは…
何となく、この数年『アレ?私なんかヘン⁈』と思っていた事があって…。
それは自他共に感じる所があったみたいで
よく思っていたのが…
- なんか自分らしくない気がする。
- 近親者からも「どうしたの?そんな感じじゃなかったのに…」といわれるようになる。
- 年々、深く考え込んでしまって、上がってこれない感じ。
- 次々に悩み事が湧いて来る。
- 愚痴・悪口は一切言わない代わりに、思った事が言えず、どんどん抱え込む感じがする。
- 本音が言えない。本音で付き合えない。
ざっと思いつくだけで、こんな感じ…。
ずっと何でだろう?
私こんなんじゃなかったのに!!
なんかおかしい。
年齢的なもの?
職場の人間関係のせい?
病気?
なに⁈
そして、この答えを知った。
…というか、気付いてたのかも⁈
『落ち込みそうになったら、その時は趣味でも何でもいいから、楽しい事をして没頭してしまうといいよ』と教えてくれた人がいて…。
あ!知ってる!私が読んでいる類の本にもよく書かれているよね。って思って。
『それは私もやってる。本を読んで、その時に悩んでいる答えを探すように、悩んでるジャンルの本を読んでる。例えば、自己啓発書とかスピリチュアル系の本とか精神世界のような本とか…』
そう話すと…
『それは違うな。そういう読書を言ってるんじゃない。それはダメな読書だよ。結局、読んでいる間もずっと考え続けている訳だし。その時は解決したような気がするかも知れないけど、麻薬みたいなもの。それにそういうジャンルに嵌るって宗教に嵌って行くのと似てるというか、同じじゃない?!自分で自分を追い詰めてる。そうじゃなくて、例えば小説とか、現実から逃避しつつ物語に集中してその世界を楽しめるような芸術性のあるものの方が良いと思うよ。』
そう言われてハッとしたの。
『確かに!!この数年このジャンルしか読んでない。悩み解決して気分が軽くなる気がして…(全然、良くなってないけど。)貪り読んでたわ。』
読書記録の SNSを見返すと…
数年前から、小説とか読む回数が減っていた。
というか…ほとんど読んでない。(確かに、この頃から深く悩む事が多くなった)
自己啓発・運にかんする本・スピリチュアル系ばかりを、本屋さんになれるのではないか?という程に毎日のように読んでいる。
【私コワッ!!どこに向かってるのかしら?!】
しかも、本に飽き足りず…
SNSでも、このジャンルのものを見続けていた。
『自分が失くなるはずだよね〜』
とにかく、どの本にも大概
- いい気分で過ごそう。その時の思考が引き寄せられてくる
- 愚痴・悪口は言わない
- 叶えたい夢の叶った時の状況を先取りして思い描こう
のような事が書かれていて…
いい事ですよね。
私にとっては、どう考えても【良い人の鏡みたいな存在】な訳ですよ。
で、恐らく…はき違えてしまって【良い人にならなくちゃ】と思いすぎてしまった模様。
そうしたら、『優しい。良い人』と言われるようにはなったんだけど…
ただ単にそれは【良い人】ではなく『都合の良い人』として扱われるようになってしまった。
本末転倒である。
『ちがう。ちがう!!』って感じ。
言いたい事言わず
人の悪口言わず
良い人を装って
嫌われないように振る舞ってしまった。
が出来てしまったみたい。
その内、軽い扱いされている。
損罪にあしらわれている。
そう思うようになって、弱い立場に立っていた。
こうなると人間関係の図式は簡単に変わらず…。
どんどんエスカレート。
結果、体調を崩すようになり近々、退職予定となった。
極端なジャンルの読書法には気をつけなきゃだわ!!
- 色んなジャンルを楽しむ!!
- 悩み事がある時は、それ以外のジャンルの本を手にする!!
これからは、偏らない読書を楽しみます。
それでも私は、そのジャンルの著者さんに救われた所もあり
今後は上手に適度に良い塩梅の距離感で楽しんで行きたいと思います。